エスパー編2その1



もしも琴子がエスパーだったら2


琴子:あ、危ないっ!!

と思ったところ、何故か落としそうになったカストセット
(ガーゼの入っているステンレスの入れ物)
が宙に浮いてるのを発見。

琴子:あ〜、よかった。
   って、あたし、いつの間に念力が使えるようになったの?!

とりあえず驚きつつも現状を受け入れる琴子。

琴子:あ、そうだ。入江くんのお手伝いしようかな。

すかさず直樹を見つけ、重そうなカルテを持つ直樹に近づく。

琴子:カルテをそれとなく持ち上げて…。

急に軽くなったカルテに首を傾げる直樹。
とりあえず楽になったので気にしないことに。

琴子:あ、電話鳴ってる。
   両手ふさがってるから取ってあげなくっちゃ。

念力でポケットから携帯を取り出そうと苦労するが…。
あっさり直樹に携帯をつかまれ取り出される。
そして、行き場のなくなった念力の行方は…。

琴子:…あ。

その他諸々の人々:「キャーーーーー!!」(うれしい悲鳴?)

琴子:「み、見ちゃダメー!」

猛ダッシュで直樹のズボンを上げに行く琴子。
電話を片手に、もう片方にカルテを持った直樹にズボンを上げる余裕はない。
さすが腐っても入江直樹。ズボンが下がろうと動揺することなく、惜しげもなく下着姿を披露するその姿に、周りは卒倒寸前だったとか。

直樹:「琴子…おまえだな?!」

…なぜ、わかる。
その後のお仕置きは、次へ続く…。


(2006/12/31)