(R18バージョン)
あかずきん・琴子を食べてしまおうと待ち構えるため、おおかみ・直樹は、おばあさん・入江ママを追い出し、今か今かと待っておりました。
「こんにちはー、おばあさん」
やっとあかずきん・琴子の登場です。
少々待ちくたびれたおおかみ・直樹。
何やってたんだ、ったく…などとつぶやいたものの、いきなり襲い掛かって、あかずきん・琴子に逃げられるのは避けたいところ。
ここはぐっと我慢です。
「あら、おばあさん、おばあさんの目はどうしてそんなに大きいの」
「おまえを見ているからだよ」
「おばあさんの耳はどうしてそんなに大きいの」
「おまえの声をよく聞くためだよ」
無邪気に無防備に、あかずきん・琴子は続けます。
少々イライラがつのってきたおおかみ・直樹。
「おばあさんの口はどうしてそんなに…」
あかずきん・琴子が最後まで言い終わらないうちに、その口でふさいでしまいました。
「あっ…」
いきなりキスをされて、あかずきん・琴子は驚きました。
よく見ると、帽子を取ったその顔は、どう見てもおばあさんではありません。
つーか、早く気づけよってなもんですが、そこは鈍いあかずきん・琴子。
どうしてここにおおかみ・直樹がいるのかもわかっていません。
しかもよく見ると、それはすばらしくかっこいい青年おおかみ。
キス一つでくらくらです。
ベッドの上に押し倒されて、首筋を舌でなめられながら、息も絶え絶えにあかずきん・琴子はまたもやたずねます。
「あ、あの…どうしてそんなに@ピーッ@が大きいの」
それを聞くか、あかずきん・琴子!!
「…おまえを抱くために決まってるだろ」
そうしておおかみ・直樹は、あかずきん・琴子をおいしくいただいてしまいましたとさ。
あかずきんちゃん…だったら
(R18バージョン)−Fin−(2006/08/10)