エスパー編その1



もしも入江くんがエスパーだったら


琴子:「入江く〜ん」
直樹:「今日の晩飯は早く帰るから鍋でいい」
琴子:「えー、なんでわかっちゃうの〜」
直樹:エスパーじゃなくてもわかる…。

琴子:「入江く〜ん」
直樹:「今日は遅くなるけど、起きて待ってろ」
琴子:「な、なんで?」
直樹:「今、ここで、口に出して言っていいか」

と言いながら壁際に追い詰める。

琴子:な、なんでちょっとキスしてほしいなって思ったのわかったんだろう。
直樹:キスじゃ済まさないぜ。
琴子:「えーと、じゃあ…」
直樹:「寝たふりとかすんなよ」
琴子:ビ、ビクッ。なんでわかったんだろう。
   だって、恥ずかしいじゃない。
直樹:…それはエスパーだから。にやり。


(2006/12/19)