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明日か!板 全部 1- 最新50
【モテ杉】モテ男の相談所【困ってます】[転載禁止]
194 :モテ杉名無しさん
中継乙
195 :眼鏡紳士
何故かカフェのコーヒーをおごる羽目になった僕
嫁ちゃんは匂いで吐き気が出たのかと思いきや、
コーヒーの香りは落ち着くんだと
毎日モテ杉後輩に入れてるから?
ああ、はいはい
196 :眼鏡紳士
老女が何やら熱心にモテ杉後輩に話している
切れ切れに聞こえる話の内容からすると、
どうやら亡くなった旦那さんの話のようだ
思い出話から入って心をつかむ作戦か
197 :モテ杉名無しさん
嫁ちゃん何してるの
198 :眼鏡紳士
観葉植物をちぎりそうになって慌てて止める僕ら
妊娠中だからか、喜怒哀楽が激しいんだよね
あ、いや、同僚から訂正入った
同僚曰く「いつも」だそうだ
・・・まあ、そうとも言う
199 :モテ杉名無しさん
嫁ちゃんどんだけ
200 :モテ杉名無しさん
いや、一つ見落としてるぞ
その同僚とやらは、マダムのような男って・・・
201 :眼鏡紳士
おっと、今頃気付いたか
いわゆるその同僚は、身体は男、中身は女
202 :モテ杉名無しさん
何だよその探偵のような煽りは
203 :モテ杉名無しさん
いわゆるあれだな
204 :モテ杉名無しさん
あれか
205 :眼鏡紳士
おっと、こちらに老女が!
* * *
志乃さんがいきなり立ち上がってこちらの方へ歩いてくるので、いきなりばれたのかと僕たちは三人で顔を寄せる。
不自然にテーブルの中央に顔を寄せて相談しているふうに装う。
志乃さん側からは桔梗君のツバ広帽子で僕たちの顔がよく見えなくなっているはず。
志乃さんはどうやらトイレのようだ。
ちらりと生意気な後輩を見ると、こちらを睨んでいる顔がある。
仕方がないだろ、不可抗力だ!
おっと、戻ってきた。
今度はメニューで顔を隠すことに。
危ない、危ない。
出てきたコーヒーをなんだか微妙な顔で飲んでいる後輩。
ああ、あれはあれだ。
多分琴子ちゃんのコーヒーと味が違うとか思ってるんだろ。
へ?ああ、こちらもコーヒーね。
おお、店員の子はなかなかかわいいな。
え?こんなところで口説くな?
もう、仕方がないな。
こ、琴子ちゃん、いいよ、無理せずトイレ行っておいでよ。
大丈夫ばれないよ。
こんなふうに話しているのも全部小声なんだが、時々興奮した琴子ちゃんが声を大きくしたりするので、聞かれやしないかとひやひやする。
桔梗君がもう一度促すと、琴子ちゃんは足早にトイレに消えた。
志乃さんは何やら…子ども?
琴子ちゃんの子どもを養子に迎えたい?
いやいやいや、無理だろ、無理。
あの御母堂が許すはずもない。
あ、もちろん琴子ちゃんたちもね。
ヤツの遺伝子を持った子供が欲しい?
…うーん、そりゃ難しいな。
そりゃ有り余るほどヤツの遺伝子は毎週放出されるだろうが(僕調べ)、その遺伝子を受け止めていいのは琴子ちゃんだけだからなぁ。
だからと言って志乃さんが直接もらえるわけでもなく…そんな生々しい想像はやめろって?
桔梗君、そうは言っても君だってもらえるものならもらいたいだろ。
ヤツのあれなんて、出すとこ出したら(何とかバンクとか?)きっと何十万という価値が出るに違いないよ。もちろん僕だってね。
だから、タダでもらえるのは琴子ちゃんの特権というか。
そんな下ネタをここでしゃべるな、と。
いや、ちょっと考えちゃったな。
もしも僕がお金に困ったら考えてみようかな、なんて。
いいんだよ、今だって無駄にばらまいてるんだからさ。
あ、でも褒めてくれたまえ。無駄というのは、言い得て妙。
一度だって失敗したことはないからね。
琴子ちゃんが戻ってくる前に、子どもの話は生意気な後輩がさっさと却下して次の話題へ。
ははは、さすがだね。
* * *
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【モテ杉】モテ男の相談所【困ってます】[転載禁止]
209 :モテ杉名無しさん
どうなった?
210 :眼鏡紳士
申し訳ない
こちらに来たから急いで回避した
嫁ちゃんは今トイレに避難
その間に衝撃の一言が
なんとモテ杉後輩の子どもが欲しいと
211 :モテ杉名無しさん
キタコレ
212 :モテ杉名無しさん
ちょっとそれ危惧したことが現実に
213 :モテ杉名無しさん
そしていつの間にか二人は・・・
214 :モテ杉名無しさん
どんだけ熟女好き
215 :モテ杉名無しさん
嫁ちゃんの立場は
216 :モテ杉名無しさん
妊娠中における男の浮気率は・・・
217 :眼鏡紳士
いくら何でも自分で産めないから
嫁ちゃんとの子どもを養子に欲しい、と
即座に断ったモテ杉後輩
この辺は誰であろうと容赦なし
でもよく考えたら、後輩の精●って金になりそう
悔しいが容姿良し、頭良し、運動神経良しだし
218 :モテ杉名無しさん
俺の●子の価値は・・・gkbr
219 :モテ杉名無しさん
キャ―あたしも抱いて(注・俺は男
220 :モテ杉名無しさん
イケメンエリートは無駄に吐き出すものすら価値あるのか
221 :モテ杉名無しさん
すぐ売りに行くんだ!
222 :モテ杉名無しさん
今度こっそり売ってみる?
223 :眼鏡紳士
どうやってだよwww
224 :モテ杉名無しさん
それはまああれをこうして・・・
225 :モテ杉名無しさん
ナニをどうして
226 :眼鏡紳士
お、移動するようだ
では、また
* * *
一通り話は終わったのか、志乃さんをエスコートしてどこかへ行こうとしている。
琴子ちゃんはまだ戻ってこないが、こちらを通って行くので好都合かも。
素早く僕たちは窓に顔を向けて親密な振りをする。
桔梗君とじゃかなり怪しい雰囲気だけどね。
カフェから出たところで、桔梗君がダッシュで琴子ちゃんを呼びに行く。
僕はさりげなく置かれたカフェでの代金を払うことにした。
琴子ちゃんはトイレから少し青白い顔で戻ってきた。
それでも二人が移動したことを知ると、これまた「追いかけるわよ!」と勢いづいた。途端に血色もよくなるという仕組み。
すごいよ、琴子ちゃん…。
そんなわけで僕たちはカフェを出ていった二人の後を再び追いかけることに。
しかし、今度はどこに行くんだろう。
二人はタクシーに乗り込んだ。
すかさず琴子ちゃんは走り出した二人の乗ったタクシーを睨みつつ「タクシー!」と強引に止めた。
…危ないよ、琴子ちゃん、身重の身で…。
急きょ、タクシーで追いかけることになった。
(2015/12/14)