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十二国記:颯淳の物語


あとがき


ずっと読んでくれた方には、長い間ありがとうございました。
最近読んでくれた方には、興味を持っていただいてありがとうございました。
そして、12OLGの仲間たちには、こんな物語があったことを思い出してくれたならありがとう、と。

約3年かけて長々と書いておりました。途中で書けなくて放置したのが原因ですが。
それはともかく、十二国記オンラインゲームというのは少し特殊な世界でした。
いろいろ未熟な反面、自分たちで右往左往しながら進めていったゲームという感じでもありました。
オンラインゲーム初めてという方もたくさんみえまして、かく言う私もその一人でありました。

「颯淳(そうじゅん)」という名前をプレイヤー名にして始めたわけですが、この名前も悩んだ、悩んだ。
十二国記っぽい名前を付けたいのだけども、なかなか思いつかない。
最終的には身近にある名前から拝借。ちなみに同胞(サブプレイヤー)名は颯輝とか颯代とか、ひねりのない名前に。
ところが名前は付けたものの、姓はない。しかしこれをそのまま一般のハンドルネームにするには難しすぎる。
と言うわけで、自分の名前からも拝借して現在は「ソウ」を名乗っております。

オンラインゲームの最初にクリアしたメインシナリオが塙麟編。他には陽子編とか松山編、達姐編とかいろいろありましたけどね。
なのでこれを元に颯淳の物語を進めていきましたが、懐かしく思った方はいらっしゃるでしょうか。
塙麟の指示に従って海客を捕らえる旅をして、楽俊とか延麒とか出てくるたびに興奮したものです。いや、まあその登場の仕方にはいろいろ問題はありましたが。
陽子とも共闘して偽王を打ち倒して、最後に陽子からの手紙が届いて締めだったのですが、これは省きました。陽子が手紙書けるわけないじゃないか、と。
それから中途半端に出てきたアニメ編の杉本さんたち。
これはね、颯淳から見たらどうでもいいわけですよ。いや、颯淳視点だったからこそ、彼女たちはどこへ行ったかわからないという…。
決して忘れたわけではないんですが、どうやっても最後に登場させる場面がないのでやめに。
こんなところでフォローするなって感じですね。

それから、颯淳以外の面々は、実際にオンラインゲームで遊んだ方々です。
他の方も出したかったんですが、私の頭があれ以上の人物を動かせないので無理でした。
真騎さんと壁白さんを動かしていた方(2キャラとも同じ方でした)、もし気づいてお怒りでしたらご一報ください。あんなキャラにしてしまいました。
彩世さんは怪力にしてしまいました。でも、彼女はパーティの中でも一番の力持ちだったので。いや、でも、ちゃんと美人でもてるってキャラに…。
途中の宴会は、実際ゲーム中にリアルに会話してました。まるでチャット状態で。その節は大変楽しゅうございました。
都城さんは、ゲームの内容もわからないときにいきなり共闘になって朋友(お友だち)になった方です。その節はお世話になりました。

あとがきのくせして長くなりましたが、これでオンラインゲームの心残りが消えました。
一緒に過ごした仲間たちに幸あれ!!
そして、ほかの皆さまにも何か思うことがあれば書いた私は幸せでございます。
皆さまがそれぞれ幸せをつかめますように!!


2007年8月 颯淳拝