イタKissへの想いの扉



その10:文庫版10巻


さあ、今回から少し長めですからね、心してください。

10巻の初めは別荘で気まずくなってからまだ仲直りしてません。
気まずい期間はおよそ3ヶ月弱でしょうか。
夏休みですからね、ごちゃごちゃしたのは。それが7月の終わり、もしくは8月初めとして、衣替えする頃までと言うと、やはりどう見積もっても10月以降。
実際理美の妊娠を告げたとき、入江ママが「来月の結婚記念日には…」とのセリフがありますので、9月は丸々気まずい状態ということに。
ということは、琴子の誕生日もスルー?ということに。

そして決定的に大喧嘩になるのが、あの理美の妊娠を入江くんに告げるところ。
琴子はきっと入江くんがどんなに琴子だけが好きだとか愛してるとか言っても、一生安心するということはない気がします。
うーん、なんとなくこれはイタkiss二次創作の永遠のテーマだね。
やっぱり左手で入江くんぶっ叩いていますが、これは一応気を使って左手なんでしょうか。そう思いたいところです。
というか、できれば女の子の顔をぶっ叩くのはやめて…(いや、作者に文句では決して…)。

翌日、食堂で鴨狩の告白シーンに加え、金ちゃんに聞いて急いで駆けつけた入江くんの告白シーンとなりますが、前日のぶっ叩き大喧嘩シーンがあるからこそ、ここはぐっと来ます。
私的には「自分でも…」のシーンのクスっと笑う入江くんの顔が好き。(いや、そんなこと誰も聞いてな…)
その後の家でキスしあうところは、もう名シーンの一つだと勝手に思ってます。
というわけでとりあえずめでたしめでたし。


さて、理美の結婚式話はスルー…ではまずいでしょうね。
個人的には友人思いの琴子だとか、陰で動く入江ママの結婚記念パーティ作戦とか好きなのですが、10巻はエピソードたくさんなので端折ることにします。
突然切迫流産を起こしかけた理美ですが、入江くんは屋上からお姫様抱っこして降りてきたのでしょうか。
屋上は何階?2〜3階程度?屋上から呼んで入江くんに聞こえるんだからそのくらいでしょうか。
俺はスーパーマンじゃないぞとつぶやく入江くんですが、十分スーパーマンです。

結婚記念パーティでは、2周年ごときで1000人近くの招待客呼ぶ入江ママ、凄すぎです。
おまけにそんなに呼ぶ資金と人脈も凄すぎ。さすが入江家。玩具屋社長。
道路でキス…。入江くんどんどん節操な(強制終了)。
ところで入江くんの誕生日は…?
やはりスルーですか(笑)。
きっと入江ママのことだから、記念パーティでそれどころじゃなかったんだろうと思います。


船津君と真里奈のデート。
デートのためにはホルマリンの臭いのため(解剖のご遺体は実際には別の薬品を使うこともありますが、どちらにしても結構刺激臭があります)解剖も拒否する船津君。
思ったより気を使う人なのね。いや、もっと違うところに気をつけたほうがいいけどさ。
デートは散々でしたが、この二人はどうなるんでしょうね。
何だかんだと言って船津君に押し切られそうですが。
目黒の寄生虫館行ったことのある方いますか?
寄生虫の授業は個人的に確かに最悪でした…。


さあ、戴帽式に行きましょう。
琴子のところは戴帽式が夜なんですね。しかも部外者出席不可。
私のところは部外者も出席OKでしたし、昼間でした。
親が来ますので夜では大変ですしね。
そんな日に名古屋へ教授について学会へ行く入江くん。
名古屋へ入江くんが…(ご、ごめん、管理人は名古屋が地元)。
あの「ナイチンゲール誓詞」は必死で覚えました。ええ、今でも言えるくらい覚えてます。
ナイチンゲールについてのレポートも書かされました。いまだ本を捨てられず、本棚に2冊ほど残ってます。
いや、どうでもいいか。
当然入江くんは琴子の戴帽式には間に合いませんでしたが、出張先から泊まりの予定を変更して急ぎ帰ってきます。
一人残っていた琴子を抱きしめてのシーンは、さすがにジーンとしますね。
きっと家に電話して、まだ帰ってきてないのを知るや駆けつけたという感じです。
いいな、チクショー。
入江くんみたいな医者がいたら、心より助けたいけどね。


戴帽式が済むと早速実習です。
最初は基礎実習と言って、身の回りの世話だけです。
それこそ入浴や清拭、ベッドメーキング、排泄介助くらいですかね。
で、琴子が担当した患者さんは超わがまま。
ま、あれくらいのわがままばーちゃんなんて腐るほどいます。
うまくあしらえるように…いやいや、うまく付き合えるようになってしまった自分が怖い。
てなわけで、患者さんで苦労してるところに、さらに看護スタッフからもいたぶられます。
もちろん原因は入江くん。
医学生なのにすでに病院のアイドル状態…(笑)。
琴子の立場なんてものには相変わらず目もくれません。
もちろん担当患者さんも入江くんの虜。つまり、いびりがエスカレート…。
そんなわけで苦情が多いせいか担当をはずされるのですが、患者さんの調子が悪くなって琴子は病院に泊り込むことにします。
ちゃんと入江くんが様子見に来るんですよね。
これは結構意外でした。
でも琴子のこと心配してるんだなーと思いました。
ま、結果的にはよくなって、チューしてくれたら全快に…のくだりは、先生と入江くんの淡々とした会話がツボにはまりました。
そういう地味な会話も好きです。


あっという間にじんこと理美は卒業です。
そして理美の結婚式。超豪華で、超派手婚。
琴子が酔っ払ってスピーチでひと悶着ありますが、理美が切れて収めて大団円。
琴子をフォローしようと立ち上がりかけた入江くん、いったい何を言うつもりだったんでしょうね?
うーん、私的には友だち思いの琴子をけなされたことについて…だとうれしいのですが。
自分はバカバカ言ってる割に人が言うのは許さないとか?
鴨狩君に言ったあいつ呼ばわりすんなみたいな?
すごーく気になりますが、とりあえずこれで10巻終了。

(2007/06/16)





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