イタKissへの想いの扉



その13:文庫版13巻


13巻は帰ってきた入江くんの歓迎パーティから始まっています。
騒ぐ他の方々をよそに、二人はベランダでラブラブイチャイチャです。
いや、きっと気づいていても気づかないふりですよ。
そんなラブラブなところ、誰も邪魔できません。


病院では病棟看護師の琴子が手術室介助に入ります。
普通大きな病院では手術室配属の看護師がいるので、病棟看護師が入るエピソードは私にはよくわかりません。
ま、これはそういうものだとスルーしましょう。
大蛇森先生は、…男好きですよね。
トレビア〜ンが口癖の微妙な手品師に似てると思うのは私だけでしょうか。


そして慰安旅行で外科医が手薄な病院に、事故の患者が運ばれてきます。
入江くんは研修医の分際でちゃっかり手術を行っていますが、本音は怖かったらしいですよ。
きっと琴子を励ますつもりもあったでしょうが、入江くん自身が琴子に一緒に手術室に入ってもらいたかったんじゃないかと勘ぐってしまいます。
手術は成功ですが、後ほど問題になります。
研修医の判断で手術に踏み切ったのですから当然でしょう。
会議の結果、お咎めなしになりましたが、入江くんの才能にはさすがに脱帽ですね。
さりげなく琴子に言い寄る西垣先生に報復する入江くんがナイスです。


さて、裕樹君と好美ちゃんの話。
バレンタインデーになってますが、季節かなり飛んでます。
夏と秋のエピソードがことごとく抜けているので、二次創作としては書きやすいのか書きにくいのか。
私は少し書きにくいです。ヒントが何もないので、間のエピソードは捏造しまくりです。
裕樹君が好美ちゃんに対しての気持ちがわからなくて、入江くんに聞いてみるシーンがあります。
つまり、琴子のことをいつから好きなのか、どこが好きなのか、というイタkiss読者最大の論点ですな。
はっきりとした答えは出ていませんが、まあかなり最初から(最初のキスの時点から)好きだったんじゃないかと入江くんは回想してます。
裕樹君は入江くんと話した翌日に好美ちゃんを校門で待ち伏せします。
好美ちゃんと話し合ううちについ、キスするんですよ、裕樹君。かなりいきなりです。
理性ぶっちんしちゃったんだね。さすが入江くんの弟だ(笑)。
いやー、成長したね…。


次は入江くん災難編。
時期はバレンタインも過ぎていますし、琴子たちは冬服なので、3月中旬から4月くらいですかね?
でもその後のエピソード考えるとこれも微妙です。
また後で検証しましょう。
琴子に寝不足にさせられた挙句、休憩時間をクリスの火傷で奪われ、挙句の果てに階段ですっ転んだ琴子をかばって下敷きに。
結果、骨折と過労で入院。
後ろ向きに落ちた割には足の骨折だけで済んで幸いです。
琴子が落ちなくてよかったと思ったことでしょう。
それなのに入江ママには、受け止めて1回転で着地しろとまで言われます。容赦ないです。
入院しても入江くんには休む暇がありません。
なにせ、研修医に意見を聞きに来る医師の方々。
…立場逆です。
また過労を心配して琴子が処理をしようと奮闘しますが、無理があります。
それを夜勤のときに入江くんが問い詰めます。
暗闇で目を見開く入江くん。
…怖すぎです(笑)。
でもその後のラブラブっぷりがうらやましいです。
でもあの入江くんでも、シチュ萌えするんだなーとくだらんことを思いました。
それとも長期入院でたまっていたとか(大人的事情殴…)。


次は金ちゃんのプロポーズ編ですが、私的にああ、よかったねーというくらいでここはスルー。


入江くんが退院して慰安旅行の話。
入院は1ヶ月は軽く入院していたでしょうから、時期はすでに初夏?
ただ、入江くんがすでに半袖。
骨折した時期が長袖で慰安旅行が海って、微妙です。
逆算すると海開きすぐだとしても、5月くらいに骨折なら何とかいけそう?
それでも厳しいか。
まあ、この辺りは雑誌連載に合わせているので、あまり深く考えないほうがいいのかもしれません。
いや、ここまで追求しておいてあれですが。

旅行では琴子は散々。
西垣先生に中学生並みと言われ、巨乳な同僚に陥れられ、最終的には男風呂に侵入して滑って転んで頭を打ちます。
まあ、倒れたお陰で入江くんと同室になったり、露天風呂で混浴したりといいこともあるわけですが。
西垣先生は女なら誰でもいいようですが、結婚している琴子をしつこく誘うのは、入江くんへの意地でもあるわけです。
それと同時にきっとからかいたいんでしょうねぇ。
他の女には目もくれない淡白な男が、琴子にちょっかいかけるだけであれですから。
楽しいんでしょうねぇ。
その後の報復ももちろんあるので、危険と隣り合わせです。
宴会余興の一つ、智子の誰のナイゾーショーでは、智子、琴子、そしてモトちゃんがバニーちゃんの格好です。
…なんでモトちゃん(笑)。
自分で松坂牛をさばくのですから、どれだけ内臓好きやねんと言う感じですな。
この回の最後はラブラブで温泉混浴シーンで終わりです。
二人でお風呂に入るのが初めてらしいですよ。
それをからかって、入江くんはわざとらしく琴子に近寄っていくわけですが、だいたいなんでそんな隅っこにと言う言葉からして、一緒に入りたかったのは他でもない入江くんだということに。
そのときの意地悪そうな顔がたまらんです。
これ以上突っ込むとろくなことにはならないので、とりあえずここで終了。


巻末には「イタkiss斗南病院殺人事件」が載っています。


(2007/11/04)





[Next]

[Back][itakiss TOP]